WEB-XR.studio
イントロダクション
３Dをウェブコンテンツとして成立させる
ウェブでの３D表現はWebGLという規格で実現されます。
WebGLは非常に高機能であり、ゲーミングPCなどのリッチな環境であればアプリと遜色のない表現が可能です。
しかし、ウェブコンテンツとして考えると表現力の高さや内容の濃さは妥協して設計しなくてはならない場合があります。
ウェブはどこで開かれるかわかりません。
あなたのマシンで快適に動く3Dだとしても、ウェブ訪問者のマシンでは重たくてどうしようもないかもしれない。
さらに「読み込みの時間」が大きな課題です。アクセスされたその瞬間にコンテンツが反応を返す速度。WiFi環境でインジケータが数十秒回り続けるような3Dコンテンツは、モバイル環境では目も当てられません。
事前インストールが前提のアプリとは大きく異なります。ウェブである以上「読み込みの時間」からは逃れられません。
WEB-XR.studioとは？
クリエーターの任意のタイミングでオブジェクトの段階的な読み込みが可能。
一連のシーケンスアニメではなく、パーツに分けた数秒のアニメーションデータを挙動制御できるためデータサイズを小さく抑えても自在な動きを設計できる。
フレームワーク自体のデータも非常に軽量。
クリエーターの工夫。その工夫をサポートできるWEB-XR.studioの機能により、軽量かつ高速なウェブ３Dコンテンツを実現します。
WEB-XR.studio は、一般の3Dツールでモデリング・テクスチャリングした3Dモデルのセッティングおよびスクリプティングをプログラム知識なしに行えるWeb3D開発フレームワークです。
こちらのチュートリアルをご覧になれば、簡単に使えるツールだとご理解いただけます。
ポイントの理解
WEB-XR.studio には、3D開発のためのエディタツール群が用意されています。
ツールとは、フォトショップやエクセルと同じようにマニュアルで使い方を学ばなくては使いこなせないという意味でもあります。
しかしながら、このドキュメントを全て読破しなくてはならないわけではなく。まず、基本的なポイントを理解すれば、後は疑問に直面した時にこのドキュメントを参照すれば良いはずです。
対象ユーザー
WEB-XR.studio Viewers は多くの方に閲覧していただくものです。
しかしながら、ツールとしての WEB-XR.studio Editors は完全なプロユースとして設計されています。
最低でも3Dモデルをご用意できる環境がある方でないと、アカウント登録をしても何もできることはありません。
もし、あなたが3Dモデルを用意することができるのであれば、WEB-XR Studio は無限の創造をもたらすでしょう。
動作環境
WEB-XR.studio Editors
- モダンブラウザに分類されるブラウザおよび MS Edge
- MS IE: 非対応
WEB-XR.studio Viewers
- モダンブラウザに分類されるブラウザおよび MS Edge
- iPhone, iPad Air, 一部アンドロイドは動作確認済み(アンドロイドは機種により差異があるため、全ての動作保証は難しい)