コンセプト

WEB-XR.studio

そもそも、なにを作るものなのか?

WEB-XR.studio は、XR表現を投影するビューアー群と"インタラクティブな動き"を作るエディタツール群で構成されています。
ここでいう"インタラクティブな動き"というものを理解してください。

例えば3Dツールではアニメーションを作れます。それは"動き"には違いありませんが、ビデオを1フレームから最終フレームまで再生するという"動き"であって、 ここでいう"インタラクティブな動き"とは本質的に異なります。

"インタラクティブな動き"とは、ユーザーの行動に対して反応を示す"動き"です。
例えば、以下のような"動き"。

  • ユーザーがどこかをクリックすれば、3Dモデルが用意されたアクションを再生する。
  • ユーザーが指定のコリジョンに入れば、音声を再生する。
このようなことが"インタラクティブな動き"であり、ユーザーのイベント(トリガー)とそれに対する反応(アクション)で構成されます。
この"インタラクティブな動き"とは、一般的にはゲームの中で表現されているアレです。
つまり、WEB-XR.studio のエディタ群で作るものとはゲームプログラムを作るという事にも言い換えられます。
さて、文中に新しい単語が出てきました"コリジョン"です。次に"コリジョン"について説明します。

コリジョンとは?

コリジョン(英: collision)とは直訳すれば衝突という意味です。
ゲームをやる方ならご存知の「当たり判定」というやつです。当たればボーンと爆発したり、壁に当たって進めないようにしてあるとか、そういうものですね。
しかし、コリジョンというものは、ボーンと爆発させるためだけのものではなく、使い方は様々です。
WEB-XR.studio では大別して2種類のコリジョンを用意しています。

ゲーム開発経験がある方ならば、用語は違えどピンとくるのではないかと思います。
それぞれの意味はリンク先をご参照ください。

スクリプトとは?

スクリプト(英: script)とは直訳すれば脚本という意味です。転じてプログラムの記述のことを指すこともありますが、コンピューターにだす命令(コマンド)を脚本と言い換えてる感じなのでしょう。

WEB-XR.studio では、トリガーに対するアクションをこのスクリプトという形で設定します。
Trigger ID 1 が発火したら、Action ID 1 と 2 を実行というような設定を Script Boardのセレクトボックスで選択して行きます。
当然、実行時は、プログラムの形で解釈されていくのですが、開発者はセレクトボックスから選ぶだけの入力になります。

オブジェクトアニメーションとボーンアニメーション

3Dツールで作成でき、WEB-XR.studio でインポートできる Skeletal Animation というアニメーション方式があります。日本ではしばしばボーンアニメーションと呼ばれる方式です。
一方で、オブジェクトの親子関係と回転/位置座標を動かすオブジェクトアニメーションという方式があり、こちらは WEB-XR.studio の Performing Editorで作成します。
二つの方式は、どちらが優れているというものではなく。ケースバイケースで使用します。
また、WEB-XR.studio のオブジェクトアニメーションはボーンアニメーションを内包することもできます。

あなたのウェブサイトの一部として XR ビューアーは振る舞う

ビューアーは web-xr.studio というドメインのついたウェブページです。
これをあなたのホームページやブログの中に埋め込む専用の Embed Viewer を用意しています。
しかし、AR や VR の場合だとフル画面でないと意味がありません。これらの場合は GET パラメータでCallbackを渡すと AR / VR 内のBackリンクからあなたのページに戻るように設定できます。